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しんどい日もあるけれど、そこにもきっと楽しいことはある。ごく普通のサラリーマンが明るい今日と明るい明日のために、日常の楽しいことを見つけてつづります。

映画「帰ってきたヒトラー」。ただのコメディ映画ではなかった。

こんにちわ。
コロンボです。

さて今回は、映画「帰ってきたヒトラー」を観ました。

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【基本情報】

2015年 ドイツ映画 116分
監督 ダーヴィト・ヴネント
出演 オリヴァー・マスッチ(ヒトラー役)
   ファビアン・ブッシュ 

一言あらすじ

 内容は、あのヒトラーが70年後の2014年にタイムスリップしてくる、という話です。

 

 よく、昔の人が現代にタイムスリップして、現代と昔の違いにびっくりしたり、びっくりさせたりして騒動を巻き起こしたり、現代の人と恋に落ちるという話がありますが、この映画はそういうのとは一線を画した作品といえると思います。

 ジャンルはコメディーということになっていて、もちろん面白いです。特に前半は吹きだしてしまう場面がたくさんあります。

 ヒトラーを中心にした、周りのキャラクターもとても面白く、しっかりと描かれていて、それらを含めた複雑な物語を2時間弱という短い時間におさめきっているところは感心します。

 この映画、コミカルな場面も多いのですが、非常に風刺が効いていて、どの程度本当のドイツの事情を描けているのかはわかりませんが、ドキュメンタリータッチで描いた部分ではドイツの現在の問題をあぶりだしてもいます。

 メルケル首相などの実際の映像なんかも出てきます。

 また、非常にデリケートな部分にまで切り込んでいっているのは、エッジが効いててすごいところではあるんですが、同時に「そんなことを映画でやって大丈夫なのか?」という心配をしてしまうくらいでもありました。

 例えば、外国人の移民の問題や、人種的な問題。ある意味タブーとされている領域にまで踏み込んで描いています。

 いやー、ここまでくると単なるコメディ映画ではなくなってきますね。

 先進国では近年このあたりの言動については非常にナーバスになっていると認識しているので、逆にこの映画での、ここまで思い切ってタブーに挑んでいる姿勢に驚かされました。

 感想としては、ストーリーは一つのところにとどまることなく、次々と違う展開に広がっていくので、とても面白かったですね。
 コミカルな部分は最高に面白いし、ヒトラーがものまね芸人として扱われながら、次第に民衆の心をつかんでいく様子もとてもシニカルで興味深いところでした。

 そして、彼の人気にあやかろうとする(劇中の)テレビ局の思惑も描かれて、そこが物語の厚みを与えていて面白いところでもありました。

 しかし、こういう映画を作り、またウケるということは、ドイツ、そしてドイツに限らずどの世界も、今や様々な社会の歪みをはらんでいたり、闇を抱えて病んでいる、ということの裏返しなのかもしれませんね。

 トランプが大統領になったことにもどこかでつながっているのかも、なんて思ったりもしてしまいますね。

 

 この物語の最後、果たしてどんな終わり方をするのだろう、と思いながら観てました。

 ヒトラーが改心してハッピーエンドを迎えるのか、あるいは違う方向に進むのか?
 そこは伏せておきたいと思いますが、若干ブラックユーモア的な感じで締めくくったあたり、意外性があったし、個人的にはなかなかよかったですね。

 

 一見の価値のある映画ではないでしょうか。

 

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